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第七回定期勉強会「アート好きを寄付者、支援者に変える――「ファンドレイジング」の基礎」

こんにちは、事務局長山本です。

第七回定期勉強会のお知らせです。
今回は、10月8日土曜日の午後、法政大学市ヶ谷キャンパスにて開催いたします。
実際に実務に携わってる方はもちろんのこと、実務未経験者だが関心がある、という方や学生さんでも参加できる内容ですので、皆様奮ってご参加ください!

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芸術団体を含む NPO にとって、資金調達(ファンドレイジング)は欠かせないプロセスです。しかし、「ファンドレイジング」という言葉だけが一人歩きして、間違った捉え方をされている場合もあるのではないでしょうか。
また、「周りにお金持ちがいないから……」「アメリカのやり方だから……」といった理由で、自分たちには縁がない、諦めたりしていないでしょうか。

今回は NPO 経営の基本ともいえる「ファンドレイジング」、その中でも「個人からの寄付による資金調達」の戦略に関して、長年アメリカにてオーケストラを中心として資金調達のプロフェッショナルとして活躍され、現在日本で日本ファンドレイジング協会の理事を勤めている伊藤美歩さんをお迎えしての勉強会です。
伊藤さんには、「潜在的な寄付者候補」をいかに「寄付者」「積極的な支援者」に変えていくか、その手法、考え方、「ファンドレイザー」という専門性等についてをお話いただくほか、
今年 6 月に改正されたばかりの寄付税制、NPO 法の概要と、日本の NPO がいかにこれらを活用していくか等もご説明していただきます。

また、資金調達の実例として、今年3月にシカゴ現代美術館のファンドレイザーにインタビューを実施した山本崇史さん(凸版印刷株式会社)からのフィードバックも予定しております。

「ファンドレイジング」に関してまったくの素人だが関心がある、という方から、実際に NPO 等で実務に関わっていらっしゃる方まで、幅広い方対象の勉強会となります。
皆様、ふるってご参加くださいませ。


■日程:10月8日(土)13時30分開場 14時開始(16時30分終了予定/途中休憩あり 後半は質疑応答・ディスカッション)

■場所:法政大学 市ヶ谷キャンパス「スカイホール」 ボアソナードタワー26階
(東京都千代田区富士見2-17-1)
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html

■会費:3,000円
※会場校である法政の学部生は無料

■参加申し込み方法
下記ページの右にあるフォームから下記記載の上、お申し込みください。
http://fly8.jp/mcdn-100811/

・お名前/ふりがな(必須)
・ご所属(必須)
※法政学部生の場合は、その旨明記してください。

■応募締切
10月5日(水)中:

■講師プロフィール

伊藤美歩(いとうみほ)

ノースウェスタン大学卒(音楽及び経済学専攻)。
サザンメソジスト大学大学院修士課程修了、MBA及びMA(芸術運営学)の学位を取得。
テキサス州のサンアントニオ交響楽団で企画職を担当後、ハリウッドボウルにて企画職、ロサンゼルス・フィルハーモニーではその活動拠点となるウォルト・ディズニーコンサートホール建設のためのファンドレイジング・キャンペーンのマネジャーを務める。
2004年に帰国。日本の芸術団体やNPO団体の運営を少しでも安定させるためのファンドレイジング・ノウハウの共有や、音楽イベントの企画・制作などを行うために2005年5月に有限会社アーツブリッジを設立。非営利団体や自治体職員を対象としたファンドレイジング研修やコンサルティングを行っている。

また日本クラシック音楽事業協会やオーケストラ協議会、仙台フィルのシンポジウムでパネリストを務めたり、日本オーケストラ連盟主催の第5回アジア太平洋地域オーケストラ・サミットや「オーケストラのためのファンドレイザー養成講座」(全6回シリーズ)の企画支援に携わる。2008年にはトヨタ芸術環境KAIZENプロジェクトの公開プレゼンテーション大会にて助成金対象プロジェクトに採択され、「芸術団体のためのファンドレイジング・ハンドブック~個人サポーター獲得を目指して~」をFundraising Action Committee for the Artsメンバーとして発行(無料ダウンロードはこちら http://www.nettam.jp/kaizen/kaizen-saku/ )。 その他の活動としては、2006年からシャネルネクサスホールで開催されている室内楽コンサートシリーズの企画や制作などに携わっている。

日本ファンドレイジング協会理事。

米国のAssociation of Fundrasing Professionals(AFP)およびAssociation of Professional Researchers for Advancement(APRA)会員。