【実施報告】11/24(水)「アートと民主主義、そして日本の未来」
MCDN事務局長山本です。
遅くなりましたが、11月のMCDNイベントの報告を簡単にですが一気にいたします。
■11/24(水)開催「アートと民主主義、そして日本の未来」
概要はコチラ
当初は軽いオフ会のつもりで募集した本イベントでしたが、最終的には50名を越える方々に参加表明いただきました。
予定していた80分はあっという間に過ぎ去り約2時間のイベントとなりましたが、それでも「まだまだ全然時間が足りない!」と感じさせる盛りだくさんの内容でした。
ご参加いただいた方々に書いていただいたアンケートを拝見しても、皆さんとても真剣に今回のテーマに取り組む姿勢があり、運営側としてもこの議論をきちんと続けていかなければと改めて感じました。
今後はこの議論をどうやってアクションに結びつけていくか、を焦点に、来年以降もスタイルをよりよいものにしながら継続したいと考えております。
改めまして、ご参加された皆様、USTを見てくださった方々、ツイートしてくださった方々、
そしてお忙しい中お越しいただいたスピーカーの方々、本当にありがとうございました。
---------------
さて、当日はそらのさんにUST中継もしていただき、アーカイブは下記からご覧いただくことができます。
動画をご覧いただく際の目安として、イベントのざっくりとした流れは下記をご参照ください。(主に当日のチェアである岩渕からのスピーカーへの問いかけのタイミングで分けています)
なお、イベント中及びイベント後、#MCDNでツイートされたものをTogetterに保存いたしました。
http://togetter.com/li/72430
ところどころ順番などを並び替えているところもありますが、ほぼそのままの状態での保存です。
読みづらいところもあると思いますが、イベント後も感想ツイートで盛り上がっております。
---------------
■イベントの流れ
00:13:55頃~ 渡辺氏によるプレゼンテーション
「地域系アートプロジェクトの構造的限界と日本美術界の病」より
プレゼンテーションの際、使用されたPPT
00:27:10頃~ 岩渕→内山氏「行政が書類を作ることが目的となっていることに関して」
00:32:30頃~ 岩渕→上山氏「大阪市近代美術館がコレクションはあるが、美術館が設立されない問題について」
※言及されいている大阪市立近代美術館整備計画に関してはコチラ
00:41:15頃~ 岩渕→斉藤氏「理想を実現することが日本だとどう大変なのか。アメリカとの比較も含め」
00:46:40頃~ 岩渕→金山氏「予算がおさえられたことにより専門家(例えば修復など)が雇えない状況になっていることへの弊害に関して」
※言及されている新潟市美術館カビ問題はコチラ
「展示品にカビ」新潟市美術館が休館 地域への貢献、葛藤続く
00:53:15頃~ 岩渕→荒川氏「日本ではアートをアートとして教えてこなかったという指摘があったが、資金を調達するためには”教育のためのアート”のような切り口にせざるを得ない。その現状に対してどう思うか」
00:57:40頃~ 荒川氏→渡辺氏「学生の本音を代弁すれば、地域系アート・プロジェクトの何が悪い?だと思うが、(問題提起をされた)渡辺氏的にはどうお考えか」
01:03:35頃~ 岩渕→斉藤氏/内山氏「市民の権利としての「表現の自由」がアメリカでは確立されていて美術館の中でもそれが認められている。そして、皆それを理解してもらうために必死で説明する。日本ではそういう議論がなかなか起きないと感じているがどうか」
01:07:18頃~ 上記の流れを受けて上山氏「日本と欧米の状況を比較することはよく言われるがそれはあまり意味がないし、アートは他の分野に比べればそれほど悪いとは思っていない。日本は単純にお金がない」
01:14:00頃~ 上山氏「利用されたくないアートの議論があるが、わからない人に言っても仕方なくてある程度楽しいから来てねと言って裾野を広げていくしかない。そこで初めて出てくる日本のアートの議論とその限界」
01:16:00頃~ 金山氏「アートのピラミッド構造とその再構成の必要性に関して」
01:19:55頃~ 参加者からのご意見 神奈川県立近代美術館の方から
01:24:40頃~ 岩渕→荒川氏「若い人にとっては”かっこいい”という要因が導入部分としては必要か」
01:27:15頃~ 続いて渡辺氏「アートのピラミッド構造、アート・ヒストリーの文脈での説明責任、専門性に関して」
01:32:25頃~ 岩渕→斉藤氏「アメリカではダブル・メイジャーが柔軟にできる(指揮者が理系の専攻をとっていたり)と思うが、それはどういう構造があるのか」
01:35:34頃~ 参加者からのご意見
01:39:55頃~ 上山氏「美術館は解体すればよいのではという参加者の方からのご意見に対して」
01:44:00頃~ 渡辺氏「リーマン・ショック後に起こった、イギリスのコンサルティングによるアート・プロジェクトのデリバティブ化。それを日本に輸出していることと、行政が追随している現状に関して」
01:45:46頃~ 内山氏「官か民の二項対立だけでない、市民社会で支えることの重要性」
01:48:30頃~ 参加者からのご意見
01:54:15頃~ ツイッターであった主なご意見
(1)アート・プロジェクトの何が悪いのか、道具でもいいじゃないかというご意見
(2)専門性の定義がよくわからないというご意見
(3)日本のアート教育では興味をもてない。基盤がない中、興味をもてと言われても無理という
01:55:07頃~ 渡辺氏「今回の文脈における”専門性”に関して」
01:55:55頃~ 岩渕 まとめ
以上
遅くなりましたが、11月のMCDNイベントの報告を簡単にですが一気にいたします。
■11/24(水)開催「アートと民主主義、そして日本の未来」
概要はコチラ
当初は軽いオフ会のつもりで募集した本イベントでしたが、最終的には50名を越える方々に参加表明いただきました。
予定していた80分はあっという間に過ぎ去り約2時間のイベントとなりましたが、それでも「まだまだ全然時間が足りない!」と感じさせる盛りだくさんの内容でした。
ご参加いただいた方々に書いていただいたアンケートを拝見しても、皆さんとても真剣に今回のテーマに取り組む姿勢があり、運営側としてもこの議論をきちんと続けていかなければと改めて感じました。
今後はこの議論をどうやってアクションに結びつけていくか、を焦点に、来年以降もスタイルをよりよいものにしながら継続したいと考えております。
改めまして、ご参加された皆様、USTを見てくださった方々、ツイートしてくださった方々、
そしてお忙しい中お越しいただいたスピーカーの方々、本当にありがとうございました。
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さて、当日はそらのさんにUST中継もしていただき、アーカイブは下記からご覧いただくことができます。
動画をご覧いただく際の目安として、イベントのざっくりとした流れは下記をご参照ください。(主に当日のチェアである岩渕からのスピーカーへの問いかけのタイミングで分けています)
なお、イベント中及びイベント後、#MCDNでツイートされたものをTogetterに保存いたしました。
http://togetter.com/li/72430
ところどころ順番などを並び替えているところもありますが、ほぼそのままの状態での保存です。
読みづらいところもあると思いますが、イベント後も感想ツイートで盛り上がっております。
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■イベントの流れ
00:13:55頃~ 渡辺氏によるプレゼンテーション
「地域系アートプロジェクトの構造的限界と日本美術界の病」より
プレゼンテーションの際、使用されたPPT
11/24/10「アートと民主主義、そして日本の未来」使用PPT
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00:27:10頃~ 岩渕→内山氏「行政が書類を作ることが目的となっていることに関して」
00:32:30頃~ 岩渕→上山氏「大阪市近代美術館がコレクションはあるが、美術館が設立されない問題について」
※言及されいている大阪市立近代美術館整備計画に関してはコチラ
00:41:15頃~ 岩渕→斉藤氏「理想を実現することが日本だとどう大変なのか。アメリカとの比較も含め」
00:46:40頃~ 岩渕→金山氏「予算がおさえられたことにより専門家(例えば修復など)が雇えない状況になっていることへの弊害に関して」
※言及されている新潟市美術館カビ問題はコチラ
「展示品にカビ」新潟市美術館が休館 地域への貢献、葛藤続く
00:53:15頃~ 岩渕→荒川氏「日本ではアートをアートとして教えてこなかったという指摘があったが、資金を調達するためには”教育のためのアート”のような切り口にせざるを得ない。その現状に対してどう思うか」
00:57:40頃~ 荒川氏→渡辺氏「学生の本音を代弁すれば、地域系アート・プロジェクトの何が悪い?だと思うが、(問題提起をされた)渡辺氏的にはどうお考えか」
01:03:35頃~ 岩渕→斉藤氏/内山氏「市民の権利としての「表現の自由」がアメリカでは確立されていて美術館の中でもそれが認められている。そして、皆それを理解してもらうために必死で説明する。日本ではそういう議論がなかなか起きないと感じているがどうか」
01:07:18頃~ 上記の流れを受けて上山氏「日本と欧米の状況を比較することはよく言われるがそれはあまり意味がないし、アートは他の分野に比べればそれほど悪いとは思っていない。日本は単純にお金がない」
01:14:00頃~ 上山氏「利用されたくないアートの議論があるが、わからない人に言っても仕方なくてある程度楽しいから来てねと言って裾野を広げていくしかない。そこで初めて出てくる日本のアートの議論とその限界」
01:16:00頃~ 金山氏「アートのピラミッド構造とその再構成の必要性に関して」
01:19:55頃~ 参加者からのご意見 神奈川県立近代美術館の方から
01:24:40頃~ 岩渕→荒川氏「若い人にとっては”かっこいい”という要因が導入部分としては必要か」
01:27:15頃~ 続いて渡辺氏「アートのピラミッド構造、アート・ヒストリーの文脈での説明責任、専門性に関して」
01:32:25頃~ 岩渕→斉藤氏「アメリカではダブル・メイジャーが柔軟にできる(指揮者が理系の専攻をとっていたり)と思うが、それはどういう構造があるのか」
01:35:34頃~ 参加者からのご意見
01:39:55頃~ 上山氏「美術館は解体すればよいのではという参加者の方からのご意見に対して」
01:44:00頃~ 渡辺氏「リーマン・ショック後に起こった、イギリスのコンサルティングによるアート・プロジェクトのデリバティブ化。それを日本に輸出していることと、行政が追随している現状に関して」
01:45:46頃~ 内山氏「官か民の二項対立だけでない、市民社会で支えることの重要性」
01:48:30頃~ 参加者からのご意見
01:54:15頃~ ツイッターであった主なご意見
(1)アート・プロジェクトの何が悪いのか、道具でもいいじゃないかというご意見
(2)専門性の定義がよくわからないというご意見
(3)日本のアート教育では興味をもてない。基盤がない中、興味をもてと言われても無理という
01:55:07頃~ 渡辺氏「今回の文脈における”専門性”に関して」
01:55:55頃~ 岩渕 まとめ
以上


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