MCDN

渋茶談義 第一回:印刷博物館・樺山館長インタヴュー(1)

第一回の収録を終えて

2010年11月9日、午後2時からというお約束で印刷博物館にお邪魔し、「緊急企画シリーズ:"日本の博物館・美術館制度に未来はあるのか?"~岩渕潤子が博物館・美術館館長らの本音に迫るオトナの渋茶談義~」第一弾ということで、館長の樺山紘一先生にお話を伺ってきました。岩渕は樺山先生とは(独)国立美術館の評価以来のお付き合いで、現在は(財)かながわ国際交流財団の委員会などでご一緒させて頂き、いつも言いたい放題のことを言わせて頂いております。樺山先生は温厚なイメージどおりの温かいお人柄ですが、時おり、思いもかけないことをズバッと仰ることもあり、日本の美術館・博物館人材の将来については、いつも憂えておられたこともあり、シリーズの第一弾にご登場をお願いすることとなりました。がっつり90分を取って頂いて、とても濃い中身のお話を伺えたと思います。

今回は印刷博物館の館長室でのインタヴュー収録となりましたが、撮影に先立って机の上のものをどかせて頂いたり、「NHKの放送大学みたいになったら面白くないよね」と、一緒にご相談しながらスタートしました。いざカメラを回してみると、お互い、つい照れてしまって、しばし大笑い状態が続き、そこはカットしても良かったのですが、樺山先生の朗らかなお人柄が感じられて良いかもと思い、少しだけ冒頭に使わせて頂いております。インタヴューの内容は、もちろん、極めて真面目なものですので、多くのミュージアム・キャリアを目ざす方々にご覧頂き、また、コメントを頂ければ幸いに存じます。

MCDN代表・岩渕潤子

樺山館長インタヴュー 「まずは印刷博物館について、それまでのキャリアについて」


樺山館長インタヴュー 「そもそもなぜ研究者を志すことになったのですか?」


樺山館長インタヴュー 「キュレーターと館長の違い/樺山先生が考える研究者としての資質」


樺山館長インタヴュー 「来場者とのコミュニケーションの必要性/コミュニケーションのツールとしてのICT」


樺山館長インタヴュー 「なぜ日本の人文系の研究者は国際学会であまり発表をしないのかという問題」